伝統的な日本家屋の縁側に置かれた、ミニマルでモダンな鉄製の椅子。背後には手入れの行き届いた庭園が見える。温かみのある光が差し込み、和と洋、伝統と革新の融合を表現。
「鉄の木」伝統と革新が織りなす未来のフォルム

鉄に魂を込めて、未来を鍛える

Tetsu no Ki(鉄の木)は、単なる金属加工業者ではありません。私たちは、鉄という素材が持つ無限の可能性を信じ、匠の技と革新的なデザイン思考をもって、お客様の想像を超える価値を創造する職人集団です。「Tetsu no Ki」という社名には、大地に深く根を張り、時間とともに堅牢に成長する「鉄製の木」のように、地域社会に貢献し、持続可能な発展を目指すという私たちの揺るぎない使命が込められています。

神楽坂の地で培われた伝統的な鍛冶技術を継承しつつ、常に新しい技術とデザインを取り入れ、現代の多様なニーズに応える挑戦を続けています。お客様、地域、そして環境への深い責任感を胸に、一つひとつの作品に魂を込め、未来へと受け継がれる金属の美しさを追求してまいります。

神楽坂とともに歩んだ歴史

古い白黒写真。昭和初期の神楽坂の小さな鍛冶屋の店先で、職人が熱い鉄を叩いている様子。背景には木造の町並みが広がる。
創業当時の神楽坂、熱意に満ちた職人の姿

1948年:創業と始まり

東京都新宿区神楽坂にて「川上鍛冶工房」として創業。戦後の復興期、地域の需要に応える形で、建築金物や生活用品の製作を開始。高品質な手仕事はすぐに評判を呼びました。

1970年代:家具製作への展開

高度経済成長期、デザイン性への関心の高まりを受け、オーダーメイドの鉄製家具の製作に着手。住宅や店舗向けのユニークな家具が注目を集め、事業の幅を広げました。

1990年代:技術革新と地域貢献

最新の溶接技術やCAD/CAMを導入し、製造効率とデザイン精度を向上。同時に、神楽坂祭りの装飾や地域施設の修復に携わるなど、地域コミュニティとの関係を強化しました。

2010年:Tetsu no Kiとして新たな出発

「川上鍛冶工房」から「株式会社Tetsu no Ki」へ社名変更。伝統技術を次世代に繋ぎ、革新的なデザインとサステナブルなものづくりを追求する決意を表明しました。

そして現在:未来への挑戦

現代アート作品への素材提供や、異業種とのコラボレーションなど、金属加工の新たな可能性を日々探求。未来のライフスタイルを豊かにする製品とサービスを提供し続けています。

職人チーム紹介

Tetsu no Kiの作品は、選び抜かれた素材と、熟練の職人たちの情熱と技術の結晶です。一人ひとりが個性を持ちながらも、共通の「ものづくり」へのこだわりを胸に、日々研鑽を積んでいます。

Tetsu no Ki代表取締役、清水様の肖像。作業着を着て、鍛造された鉄のオブジェの隣に立つ。真剣な眼差しから職人の情熱が伝わる。

清水 隆 (Takashi Shimizu)

代表取締役・鍛鉄職人

創業者の孫として幼少期から鍛冶の音を聞き育ち、大学で建築デザインを学んだ後、家業を継承。伝統技術の継承と現代デザインの融合を追求し、組織全体の品質と革新を牽引しています。

Tetsu no Ki主任職人、山田様の肖像。溶接面を頭に上げ、作業台に向かい真剣な表情で作業をチェックしている。熟練のオーラ。

山田 健一 (Kenichi Yamada)

製造部 主任・溶接工芸士

20年以上のキャリアを持つベテラン職人。特に微細な溶接技術と複雑な曲線加工に定評があり、若手職人の指導にも熱心です。細部へのこだわりが、作品に息吹を与えます。

Tetsu no Ki若手職人、佐藤様の肖像。デザインスケッチを片手に、現代的な金属家具のモックアップを思案中。若々しさと創造性。

佐藤 葵 (Aoi Sato)

プロダクトデザイナー・若手鍛冶職人

美術大学でプロダクトデザインを専攻後Tetsu no Kiに入社。伝統技術を現代的な視点で再解釈し、新しいデザインを生み出す才能に溢れます。サステナブル素材の活用にも積極的です。

技術力と設備

長年の経験で培われた確かな技術と、最新鋭の設備がTetsu no Kiの高品質なものづくりを支えています。お客様の多様な要望に応えるため、常に技術革新に取り組み、最高の品質をお届けします。

\div class="row">
Tetsu no Kiの工房内。真っ赤に熱された金属を扱う職人の手元をクローズアップ。精密な作業と熱気が伝わる。
熟練の技が光る伝統的な鍛造工程

熟練の鍛造技術と精密加工

高温で熱した金属をハンマーで叩き、延ばし、成形する伝統的な鍛造技術は、金属に強い粘りと独特の表情を与えます。熟練の職人たちが一点一点、手作業で魂を吹き込み、唯一無二の作品を創り出します。同時に、CNC加工機やレーザー切断機を駆使した高精度な精密加工により、複雑なデザインや寸法の狂いがない製品を実現しています。

Tetsu no Kiの設計室。デザイナーが大型モニターで金属家具の3D CADモデルを操作している。背景には技術資料。
デザインを具現化する最新CAD設計

先進的なデザインと品質管理

お客様の頭の中にある漠然としたイメージを、具体的な形へと落とし込むデザイン力も私たちの強みです。3D CADによる緻密な設計、強度計算、そしてモックアップ製作を通じて、最良の解決策を提案します。また、製作の全工程において厳格な品質検査を実施し、素材の選定から最終仕上げに至るまで、Tetsu no Ki基準の最高品質を保証いたします。

企業文化と働く環境

Tetsu no Kiは、職人一人ひとりの成長を支援し、創造性を最大限に引き出す企業文化を大切にしています。安全で働きやすい環境を整え、互いに協力し尊重し合うチームワークを通じて、より良いものづくりを目指します。

Tetsu no Kiの工房で、ベテラン職人と若手職人が協力して大型の金属製フレームを組み立てている。笑顔で教え合う姿。
経験と若手が融合する、活気ある工房風景

職人を支え、育てる環境

  • 定期的な技術研修と資格取得支援
  • 若手職人に対するOJTとメンター制度
  • 最新設備への投資と作業環境の改善
  • 社内コミュニケーションを促進するイベント
  • 地域清掃活動や伝統工芸イベントへの参加

私たちは、製品だけでなく、それを生み出す「人」こそが最大の財産だと考えます。安心して長く働ける環境を提供し、職人としてのキャリアを全力でサポートします。

パートナーシップ・協業

Tetsu no Kiは、様々な分野のプロフェッショナルとの協業を通じて、金属加工の新たな地平を切り拓きます。共通のビジョンを持つパートナーとの連携を積極的に推進し、社会に貢献する価値を創造してまいります。

建築家・デザイナーとの協業

オリジナリティあふれる建築設計や空間デザインを実現するため、国内外の建築家やインテリアデザイナーの皆様と緊密に連携しています。意匠性の高い建築金物や、空間に溶け込む特注家具の製作において、企画段階から参画し、技術的な側面から最適なソリューションを提供します。

  • 最新プロジェクトのパートナー
  • デザインコンペティションへの参加

研究機関・異業種との連携

金属材料の研究開発や、新しい加工技術の探求のため、大学や研究機関との共同研究を積極的に行っています。また、伝統工芸、テクノロジー企業、アート分野など、異業種との垣根を超えたコラボレーションにより、型にはまらない新たな製品やサービスを社会に提案していきます。

  • 新素材・新技術の研究パートナー
  • 国際見本市での技術交流
Tetsu no Kiのロゴマークと、提携する国内外の企業や団体の抽象的なロゴが網状に繋がっているデザイン。グローバルな協業のイメージ。
広がるネットワーク、未来を創る協業
協業のご相談はこちらから